火曜美術クラブ

火曜美術クラブ

2019年06月01日更新

主な活動日・時間 第1・第3火曜日 13:30~15:30
会  費 月1000円
火曜美術クラブ

みんなで楽しく 火曜美術クラブ

 火曜美術クラブ(油絵)は歴史があり伊勢市成人学級洋画部から1982年(昭和57年)に名称変更して38年目となります。代表者は岡本宗男(おかもと むねお)さん、講師は川村守一(かわむら しゅいち)先生です。現在、幅広い年代の16名(男性7名、女性9名)の元気な方たちが創作活動を楽しんでいます。取材時は女性会員がモデルとなり椅子に腰かけているポーズを、会員と先生が熱心に描いていました。家で描いてきた作品を先生に見てもらって、持ち帰ってさらに描き込んでいきます。写生会に出かけることもあります。

 いせトピアふれあい広場で年1回、洋画作品展を開催しています。1年間に仕上げた作品を中心に一人が約3点を出展しています。内容は風景、人物、静物、抽象画などです。昨年の作品展には、先生を含め17名が出展しました。出展された作品は、日本の風景や外国の風景だけでなく、文楽人形を題材にしたものもあり、幅広い分野でびっくりしました。

 志摩市を中心に活動しているイーゼルの会、スケッチ・デッサン会にも参加し、作品は志摩市役所に展示されました。浜島の造船所や港のスケッチでは、同じ風景を見てもどこに興味を持つのか、ポイントをどこにするのか、人によって色の表し方が違っていたそうです。先生は「絵は個性があり、あの人が描いたとすぐわかります。大切なことは、あまり型にはまらず、構図を大切にどこが中心かをよく考えて描くことです。」と言われました。

 岡本さんはサラリーマン時代に労働組合で文化委員をした時、展示物として3日間で不本意な油絵を仕上げたそうで、その経験からじっくり基礎からやってみたいと取り組み始め10年目となります。「メンバーも高齢化しており、介護や孫の世話など、なかなか出にくい状況になってきていますが、ここに来てみんなと楽しくおしゃべりしながら描くのも良いものです。」30年間続けておられる会員は「ゴルフやマージャンと違い、一人で出来るので続けられています。」高校卒業後入会した会員は「一時ブランクがありましたが、ここに来るとリフレッシュできるので再開して続けています。」と言われました。

 油絵は水彩画に比べ時間がかかりとっつきにくいですが、完成した時の喜びは何にも代えがたいと思います。まずはデッサンから始めてみませんか?

(レポート:いせトピア特派員ボランティア 岡本 忠佳)